久々にTrapeziumをいじるネタです。 αユニットをいじってみました。 |
AHA-120やらPMAやら大型のアンプを購入してきていますが
そんな中でもサイズの小さいアンプでありながらも
なかなか頑張ってくれる機種で今でもお気に入りの一機であります。
一時期、純正の音を見直すべく全て元に戻したりしてみましたが
他の手持ちの機種との使い分けや自分の好みに近づけられそうな
ポテンシャルのようなものを感じ、改造して行きました。
一度純正の音を聞き直ししたお陰でどのような特徴かもしっかりつかめ
私からすれば堅実的な改造ができました。今回の改造の目的は…・定位感の向上
・ザラつきの解消(ベース部にて)
・高音の刺激の解消
・低音の曇りともさっとした感じの解消(ベース部にて)
以上のようになります。あまり難しい作業でもないので少量の画像でご紹介していきます。
今回の改造で一番のベースとなったのはαユニットであります。
α・β・γの中ではバランスが一番良くクセがあまりないですし
αユニットを改造する例があまりなかったのでちょっとしたチャレンジ精神も含めての
選択となっております…w
まずユニット部分より。
※ベース部のとなりにあるユニットが純正のαユニットです
↓
まず入力部分のコンデンサはWIMAのフィルムコン1μF。
純正の時はEPCOSがついていましたが高音にやや刺激とかさつきを感じていたので
まずはここを変えることにしました。WIMAに変えると中庸的になりました。
低音の芯はEPCOSの時よりもやや弱くなりましたがα自体ゆるいわけでもないので
私的に気になりませんでした。
また、タンタル部分はECHS150pFを使用しました。(某赤いブログを参考にしました)
結果としてはバランスの改善・定位感の向上(メリハリが良くなりました)・
高音の刺激解消へとつながりました。
ただ、この改造の悪い点としてはややつまらない
音になった点です。(他の方の純正ベース部と合わせた時)
今年の春ののヘッドホン祭で似たような構成のものを持って行きましたが
バランスが良くも何かかけている…(中高音の鮮やかさ付近だと考察しております。)とのことでした。
私的には高音の刺激がなくなったことにより寂しさも多少覚えもしました。
他の部分ですとやや低音の芯が弱くなる部分も若干のデメリットです。
ここはベース部の改造でもどうにでもなる程度ですし、些細な差異程度ですので
あまり気にするほどでも無いかもしれません。
ですが入力部分をWIMAにする場合は各人の音の好みにより
ある程度のベース部の改造の覚悟も必要かもしれません。
ひとまず今回はユニット部分の改造はこの辺り終わりにします。
次はベース部を改造を紹介致します。