![]() | ポタ研にてSound Potionさんから名刺を頂きました。 アンプが組めるらしいので名刺アンプ3を作成してみました。 |
今回使用した部品
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部品番号 | 部品名/値 | 個数/単価(¥) | 価格(¥) | 購入場所 |
C1 | SIEMENS/1.0uF | 2/@150 | 300 | 桜屋電機実店舗 |
R2 | PHILIPS金皮/1kΩ | 2/@30 | 60 | 海神無線/瀬田無線 |
R3 | 同上(以下略)/47KΩ | 2/@30 | 60 | 海神・瀬田 |
R4 | 4.7kΩ | 2/@30 | 60 | 海神・瀬田 |
R5 | 10kΩ | 2/@30 | 60 | 海神・瀬田 |
C6 | 東信工業 UPZ 100pf | 2/@15 | 30 | 千石・Bispa |
C7 | 村田製作所積層セラミック0.1uF | 10個入1パック/@100 | 100 | 秋月電子 |
R8 | 4.7kΩ | 4/@30 | 120 | 海神・瀬田 |
R9 | 4.7Ω | 4/@30 | 120 | 海神・瀬田 |
C10 | 0.1uf(C7のパックを使用) | - | - | - |
R11 | 10Ω | 2/@30 | 60 | 海神・瀬田 |
C12 | 0.1uf(C7のパックを使用) | - | - | - |
R13 | 10kΩ(誤差が少ない物が良い) | 2/@30 | 60 | 海神・瀬田 |
R14 | KOA/4.7Ω | 2/@30 | 60 | 海神・瀬田 |
C15 | ニッケミ KMG10(16)V 1000uF | 2/@50 | 100 | 瀬田・共エレなど |
A(Tr) | 2SA1015 | 10個入1パック/@100 | 100 | 秋月電子 |
C(Tr) | 2SC1815 | 10個入1パック/@100 | 80 | 秋月電子 |
R16 | LED用 2.2kΩ | 1/@3 | 3 | どこでも |
U1 | オペアンプ(OPA2134) | 1/@300 | 200 | 秋月電子など |
U2 | オペアンプ(AD823) | 1/@460 | 460 | マルツ・海外卸 |
SW | 小型スイッチ | 1/@90 | 90 | マルツ・鈴商 |
VOL | 10kΩ A (Linkmanがおすすめ) | 1/@172 | 200 | マルツ |
IN/OUT | HLA-3531D2A/PJ324A | 2/@50 | 172 | マルツ |
LED | 好みのもの | 1/@50前後 | 50 | どこでも |
電池受 | 006Pスナップオン 基板用 | 2/@40 | 80 | 秋月電子 |
ケース | アルトイズ缶 | 1/@500 | 500 | 成城石井など |
- | - | 合計 | 3,395 | - |
→公式のマニュアル
アンプの面積は電池で大部分占めるので部品数が少なく見えますが、
密度は高く意外と手間がかかったりします。部品記号などシルク印刷もみっしりと
されておりますので部品を誤った取り付け方をする可能性もあります。
ゆっくり慎重に製作することをおすすめします。ボリュームは今回アルプス電機のものを使用しましたが
音質的にはあまりおすすめは出来ません。同価格ならLinkman、少し高くても大丈夫ならば
Vishay P9あたりが面白いかもしれませんね。
その他抵抗などは慣習的に私はPHILIPSを使っているだけなので
適当に好みのものを使えば良いと思います。
名刺入れには偶然サイズがぴったりなアルトイズ缶がおすすめです。成城石井や輸入雑貨店などの他
インターネットでebay・ヤフオクなどでも転がっています。
組立て
部品を集めたら名刺と名刺入れをくみたてます。
抵抗は引っ張って曲げる感じで加工するときれいなUの字になります。
その他、OPAソケットの下の積層セラミックはあとからつけるのは大変などで先にコンデンサを付けてから
ソケットを取り付けを行ってください。部品の密度は高めなので部品をつける順番をイメージしてから
はんだづけを行うと良いかと思います。完成後は以下のとおりになります。


簡単なレビュー
音は全体的にフラットめ、±8.4Vの為か小さくまとまっていながらも低音にパワーがあります。
左右chで4箇所のみトランジスタを使用していますがそれでもトランジスタ特有のスッキリした高音が
楽しめます。ただTrapeziumやHA10miniなどのアンプと比べると
トランジスタっぽいクセは抑えられております。高音にキツさなどもありません。
ただパワーもあります。その上でトランジスタの音も気軽に楽しめるという意味では上述のアンプ2種と比べても
面白味のあるアンプであると思います。
今回使用したSIEMENSのコンデンサや
Sound Potionの販売責任者の方より部品の影響を受けやすくカスタマイズは楽しめるとの
お話を頂きました。その点でも部品の特徴などを掴んだ上で製作をすれば
好みの音で鳴らすということも可能かもしれません。アルトイズ缶ではスペースが限られているため
回路まで変えるのは難しいと思いますが部品交換だけでも音色は変わります。
オリジナリティを追求できるという意味で今回の名刺はDIYとして、オーディオとしての面白さがあるでしょう。
Phonokaとの使い分けにもありがたく活用させていただいます。