
finalのD8000をレンタルしました。個人的には買いだと思ったので一足先に簡易レビューを残します。
試そうと思った理由
現状はDENONのD9200を使用しています。音は決して悪くないのですが少し薄味のような気がして曲によっては物足りなさを感じることがあります。そのため、使い分け用に何かほかのヘッドホンが欲しいと考えたときに下が思いつきました。
- STAXは専用のアンプも必要なので優先度は低い
- 平面駆動型を持っていないので使い分けには良さそう
- Final D8000であればレンタルが可能
安価で10日間も試すことができ試聴の代金はそのままポイント還元され、実質送料だけで視聴できるというサービスをFinalでされていました。自身の環境で着実に試すことができ、失敗のリスクを大幅に抑え込めるためそのまま試聴を試すことにしました。
環境
ラップトップ(XPS13 2-in-1 (2019)) → Mytek Manhattan DAC II → MBA-1
PCは手軽なWindowsPC+Tunebrowserで試しています。いつも通りAmazon Musicはさすがに音がスカスカ、Raspi環境はニッチなのでひとまず上流は単純な環境にしました。

簡易的な音質レビュー
Manhattan DACの影響も多少はありますがベースラインがやや強め。若干ゆったりした感触もありますが締まりや沈み込むような感触もあります。中音なめらかで聞きやすく曇った感じやこもった感じはありません。ただ、環境でしっかり鳴らせる状態にしていなかったり、音源が明確にスカスカなものはその通りに鳴ってしまうようなシビアさもありそうです。高音は低音域に若干マスクされたような感触あります。高音は突き抜けるような感触も繊細な余韻がある感触もなく低音のインパクト比較すると相対的に劣っているような感じもあります。一方で、音がこもっていたり、団子になっていたりするわけでもなく充分に満足できます。
解像度は高い。定位も良好。音の種類によってはなりはじめの1点やなっている個所が明確にわかります。音場は広く、ヘッドホンの割にはヘッドホンの外側から音が鳴っているかのような感触が得られることもあります。
D8000 Pro Edition?
とても迷っていました。音楽の好みやよく聞くジャンルという意味ではPro Editionのほうが適合しているためです。D8000 Pro Edition自体は聞けていないのですが現状ではD8000でも問題はなさそうかなと思っています。
- Pro Editionについてくる銀メッキケーブルにあまり価値を見出せなかった
- ケーブル交換による音質の改善には肯定的な考え
- 付属の銀メッキケーブルでは個人的には十分ではない
- PFAフッ素ポリマーは未検証であるもののフッ素系素材で大きな問題はなさそう
- PVCは柔軟性を確保する用途で音への影響は少なそう
- 電線やはんだ、プラグの音質は不明であるがケーブルによるさらなる改善の余地はある
- ノーマルのD8000であればProよりは安いので浮いた費用分をケーブルに金をかけられる
- ケーブルを交換してもD8000はバランスが変に崩れるリスクが少なそう
まとめ
私の誕生月にD8000かPro Editionかを買うと思いますが今のところはノーマルのD8000で考えています。WooAudioのWA33をぽちっといったのでまたそこにあわせてうまいこと選別を進めていきたいと思います。