2020-05-09

ニキシー管時計のすすめ

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ウクライナの職人さんが作ったニキシー管時計をヤフオクより入手しました。価格は25000円ほどです。



ニキシー管とは



 主に1960年代に数値を表示するために使用されていた部品です。今で言う電卓や計測機器、コンピュータなど数値を表示に広く使われておりました。省電力化や小型化の波の中で1990年代には生産が止まりましたが、優しい文字の光とアンティーク的な用途での魅力があり、現代においてはニキシー管時計を作り販売されるようになっています。

フォトレビュー



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日本での相場など



日本では2万円〜6万円ほど、海外であれば20万円近くするものも出回っています。ニキシー管時計の種類は圧倒的に海外流通分のほうが種類が多いですが最低価格は2万円ほどになります。2万円未満の安いものもありますが、こぶりなものであったり、ニキシー管に似せた別物であったりします。
海外だとebayでウクライナやリトアニア、イギリスの製品が良さげな雰囲気で目にかかり、ebay以外ではシンガポールや自作でニキシー管自体を作ってしまうアメリカの事業者も存在します。基板がむき出しでケースがないもの、西洋風のデザインのもの、石や木など自然の素材のエンクロージャーが用意されているものや自作キットなど多様に種類があります。



海外から調達する場合にはebayであれば支払いの際にPaypalが入るので取引のトラブルの際にもPaypalクレームを上げて抗議をすることができます。それ以外でもクレジットカードでの支払いが可能です。

今回ヤフオクから調達した理由



 エンクロージャーは基板の上下に厚めのアクリル版がついているだけですが電子工作をよくやっているせいか最低限の保護はされているように感じ、かつデザインもシンプルなので好感を持ちました。内部の基板も白なので透明なアクリル板で内部の見た目とニキシー管のギャップをあまり感じずにきれいだなと思いました。
 同等の品を他の商品から得ることができず、エンクロージャーがしっかりしていてかつデザインも良いなと感じたものを3万円以内で調達することが困難であり、ebay流通分と比較しても価格が安かったためヤフオクより画像のニキシー管時計を調達しました。作者の方が航海士の方で常に手に入れられる状態でもないようで、たまたまヤフオクだけで該当の時計があったので迷わず購入に至りました。

日本流通分





まとめ



 価格だけみると少し高価な気もしますがあたたかく優しい文字の表示と美しい外観に癒やしを感じ時計を眺めながら時間の経過を楽しむことができます。まだまだ数はありますがニキシー管はほぼ生産されていないような状態であるため長期的に価格が高騰する可能性も否定できません。興味のある方がいらっしゃれば自身やお世話になっている方へのプレゼントにぜひ。